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2月18日発売された週刊文春に元少年A現在の顔写真が掲載された。


「元少年A」と聞いただけでは何のことかわからない人も結構いるかもしれないね。

この事件は1997年に起こった児童2名が死亡、3名が重軽傷をおった、神戸連続児童殺傷事件の犯人。

当時中学生であったため「少年A」と表現されていた。犯行声明文には、「酒鬼薔薇聖斗」を名乗りあまりの残虐性のため、中学生の犯行とは誰もが思わなかった猟奇性が高く、ショッキングな事件であったので今でもたくさんの人が覚えているんじゃないかと思う。


「少年A」は家庭裁判所の判断で、関東医療少年院で約7年間入院し、2005年1月には社会復帰を果たしている。

その後、記憶が薄れてきたところで、被害者遺族の神経を逆なでする形で、手記「絶歌」(太田出版)を発表したのである。

出版社の考えも理解できないが、その内容は決して事件に対しての反省や遺族に対しての謝罪の言葉は見受けられない。


出版後には自身のホームページを開設するわ、有料メルマガを始めるわで、ここまでくると、世間は黙っているわけもなく、抗議が殺到し閉鎖に追い込まれた。


週刊文春は現在30歳を超え都内を転々としている元少年Aに直接インタビューを行い、顔が鮮明にわかる写真を含め4枚掲載している。

直撃したインタビューでは、最初はとぼけていた本人も、最後には声を荒げ、記者を追いかけるといった行動に出るまでの一部始終が書かれている。緊迫した内容はドラマ以上の迫力があります。

世間を味方につけた週刊文春ゆえ罪を償った一般人のプライバシーをあらわにするやり方はいかがなものか?

賛否両論はあると思うが、この記事で面白がる奴が増えることはもちろん、遺族はまた傷つくことは間違いない。


ない事を願うが、もし、元少年Aが追い詰められ凶行に及んだ場合文春は責任をとれるのか?

ペンの暴力だけで終わらないことを祈りたい。

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