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医療の最新技術や新薬の開発は日々進化を続け、人間の寿命も飛躍的に伸びてきた。3大成人病の一つであって、人にとって越えなければならない病気が「がん」である。


個人的な話で恐縮だが、筆者の父・姉もガンで亡くしている。今でもこの病名を聞くと特別な思いがよみがえる。


薬によって「がん」が完治できればそれに越したことはないが、それ以上のインパクトを受ける記事があったので紹介したい。

「がん」治療に効果がある「抗がん剤」。以前より抗がん剤は値段が高く、使用に躊躇するケースがあったが、今回厚生労働省が認可した抗がん剤「オプジーボ(一般名 ニボルマブ)」は1ヶ月で約300万円もかかるとのこと。

この抗がん剤はどうやらこれまでの抗がん剤と違い、免疫に作用することで効果を発揮するという新しい作用と効果が見られ業界でも大変注目を浴びているようだ。


1ヶ月で約300万円もかかる抗がん剤は誰が使用できるのか?

もちろんこれにはカラクリがある。賢明なみなさんは気づかれてると思うが、日本では「高額療養費制度」があり、簡単にいうとどんなに高額な治療を受けても、一ヶ月10万円以上払う必要がないというありがたい制度。もちろんその額はその人の収入によってかわってきます。


要するに、かかった医療費のほぼ全額が国が支払ってくれるというものだ。


そこで先に説明した抗がん剤を使用すると、仮に300万円費用がかかるとすれば、290万円が国の支払いとなる。

これは一人の治療にかかる費用であるため、抗がん剤治療を多くの方が選んだ場合、国の医療制度は根幹から崩壊してしまう。


この記事を読んだ時に、「高麗人参」を病気がちのおとっつぁんに煎じるため、美人娘が身売りするといった時代劇を思い出した。

やはり歴史は繰り返されるのだろうか?



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